皆さんから寄せられたメッセージ
懸命に生きるって
2005年4月17日 ippei


大阪から東京へ戻る新幹線の中で見るDVDを買いに行って、何気なく手にとって買った「誰も知らない」。
新幹線に乗っている時間がちょうど上演時間と一緒だったけど、一度も視線を外す事ができないくらい見入ってしまいました。
みんなが見ているから泣かなかったけど
久々に三十超えたオヤジが泣きそうになりました。本当によかった。
色々考えさせられました。

同じ時代を生きている人間
2005年4月17日 拓未


今日初めて見ました。
正直な感想とてもショックです。
以前から、巣鴨置き去り事件の映画ということは聞いていましたが、ここまでの内容だとは知りませんでした。
実際の話であり、地元であり、88年当時、私も3歳だったので、性別は違えど、3歳の次女のところは、三男として私が入っていたかもしれないという恐ろしさもあります。
私も家族がとても大事なので、改めて、家族の暖かさ、結びつき、又、生きていくことの難しさを痛感させられました。
緩やかに流れていくストーリーの中で、大切な何かを見せてもらいました。
是枝監督の大きく包み込むような、やわらかさと、セピアの世界に魅かれました。
小さい頃の私は、茂くんに容姿も行動もそっくりなので、どこか、心の懐かしい部分に出会えた気がしました。
どうか、子供たちの笑顔を絶やさないで・・・
そして、いつか互いを思いやれる世界になれたらいいのに・・・

大人と子供の目線
2005年4月16日 ゆき


昨日、子供たちが寝てから主人と二人で拝見させていただきました。
年齢的に長男と次男が明と茂に重なり、胸が苦しくなりました。
私と同じ名前の子が亡くなった時主人の手を握りました。
今、私達の3人の子供は今の生活を幸せと感じてくれているだろうか?
普段、子供達とは別寝室です。
見終わった後、主人が子供たちの寝ている部屋に
そーっと入り、一人ずつ少しずつ添い寝をしてキスをして
自室に戻っていきました。

是非、普段忙しく育児に参加したくてもできない
父親にも見て頂くことを勧めたい映画でした。

この手で
2005年4月12日 あゆみ


お母さんになって、自分の子をぎゅっと抱きしめたいな。
作品を観てから1年近く経って、そう思いました。

無題
2005年4月11日 千明


こんにちは。
昨日『誰も知らない』を見ました。
最初は柳楽優弥くんが好きだったのでどんなのかなぁぐらいに思って借りてきたんですが見てみると思った以上に大変なことになっていきました。。
でもそんななか兄弟で支え合って生きていく姿をこの映画から学びました。
遊んだりしていたシーンもすごく微笑ましかったです。
明(柳楽くん)くんは家事とかを頑張ってる中で母親が帰ってこない事にストレスを感じながらほんとに良いお兄さんだと思いました。
途中冷たくするシーンもありましたがそこはすごく緊張しながら見ていました。
ほんっっっとうに感動しました!!
出演者の皆さん、スタッフの皆さんお疲れ様でした。
これからも頑張って下さい。

よくわかるなぁ。
2005年4月10日 あーるぐれい


こどもの気持ちよくわかる。
誰にも言えなかった。
関係のないおとなにいろいろ言われるのがすごくいやだった。
可哀想がられたり、褒められるのもいやだった。
精一杯やっていた。
だけど限界があるから早くおとなになりたかった。
なんでもひとりでできるようになりたかった。
そんなじぶんももうとっくにおとなだけど、こどもの頃の淋しかったこと、悲しかったこと、思い出す。
まだ抜け出せていない。
抜け出せたとき、ほんとのおとなになれるのかなぁ。
毒には毒を。。同種療法のように、
そんなおとなの癒しになる映画じゃないだろうか。
と思いました。

感動しました^
2005年4月9日 キッズ


監督の是枝裕和さんをはじめ、主演の柳楽優弥くん、(僕と同じ歳ですが)を中心としたスタッフ、、」
大変感動する作品だったと思います。じぶんは経験もないので分かりませんがとりあえず助けたいです^^
映画の作品については大人だけというのをかかげ  自分自身も同じ立場でした。 まず最初に感じたのがタイトルでした。なんで誰も知らないなのか:
すごく気になってました!!!!
みてからはなんか終わり方が中途半端だったような気がします。続きがありそうなのでまた見たいとも思います

観て良かった
2005年4月9日 拓海


ちょうどDVDが発売された日に購入しました。
「誰も知らない」という映画があるのは知っていましたが、観ようとは思わず、偶然手に取りました

感想は一言では表しきれず、映画を通して感じたものを言葉にできない程、深く揺さぶられました。
今も何度も観ていますが、そのたびに変わらず揺さぶられ、伝わってくるものを言葉にする事ができていません。
でも「誰も知らない」という作品を知って、そして観て良かったと心底、感じています。
最後に映画の中の兄弟のような子供達が少しでも居なくなり、幸せに生きられる事を願っています

やっと
2005年4月7日 春


今日、初めてずっと気になっていた『誰も知らない』を見ることが出来ました。
見終わった今、とても不思議な気分です。心にもやもやがあります。
とても素晴らしい映画でした。

DVD購入しました
2005年4月6日 さき


劇場で『誰も知らない』が公開されたばかりの頃、話題になっているのは知っていましたが、観ていませんでした。今年4月、ついこの前、レンタルビデオ店で借りて初めて観ました。
自分の感想だけを書いてしまうと映画の最後あたり、末っ子の女の子が死んでしまったところからずっと泣いてしまいました。
短い文章で今すぐには説明できない感じですが、日本は案外ひどい国だったんだ、泣いていいんだ、人間がだれか傷ついても当然な状態の時代・社会になってしまっている、というような、・・・
毎日、今、アルバイトに通うのに電車に乗っています。電車に乗っているたくさんの人たちも、具合が悪い人や様子がおかしい人を見ても声もかけない大人がたくさんいます。私は、そういう声をかけない人が嫌いです。
…購入した、DVD、DVDを購入したことも忘れた頃、たとえば何十年後か、位に、日本がそういう、他人に無関心じゃない、不幸や弱い立場・状況に置かれた人を放って置けない、社会になっていて欲しい、・・・じゃないと勿体無い。そういう気持ちで、DVDを、ただレンタルするだけじゃなく、購入したのかも知れません。
…私も今は毎日自分のことで悩んだり行き詰ったり手一杯ですが、・・・苦しんでいるような誰かを放って置いて平気、そういう人間では居たくないと思って居ます。

無題
2005年4月5日 友喜


人間の心の中には「誰も知らない」世界が広がっていると思います。この作品は子供達の涙を一滴も流さない姿、苦しい中でも笑顔を絶やさない姿、母親の誰かを求めたいという心情、母親愛よりも恋愛が勝った事情などいろいろな登場人物の行動から、それぞれの人の世界へ何か響かせる元の何かがあると思いました。ネグレクト、心理的虐待など、どうして周りは気づこうとしないのでしょうか。この作品の子供達の場合最初にもらう愛情すら危うく、とても悲しかったです。また大人はこわいと思いました。そんな大人にはなりたくないです。
いろいろ考えさせていただきました。ありがとうございます。

2日経ったら号泣した
2005年4月3日 朝霧 裕(作家・歌手)


今日、はじめてDVDで見た。
見た日には、ショックというか、シーンすべてが
美しくて鮮烈で残酷で
でも 生命力に満ちていて そんなような、
「夢を見た」という印象だった。
でも2日経ったら、号泣した。
あの兄弟の居る同じ部屋に自分もいるような感覚が、
知らない間に、心の奥深くに刻まれていた。
<作り事>とは思えない。
今、この瞬間にも社会にある、ひとつの<事実>を
わたしは見たんだ。
作品製作者の方全員に、敬意を表します。

あの部屋は、たとえば、私の住むアパートの2階であったかもしれない。でも自分も、何にも気づけないかもしれない。そんなことを思ったら、何度でも涙が出る。

すべての日本人へ
2005年3月30日 雷封 慧介


子供も大人も、すべての人に見てもらいたい。
そして、心の奥底から、愛を呼び覚まして欲しい。
忙しい毎日に追われて忘れがちな、大事なモノを思い出したような気がします。
素晴らしい映画をありがとうございました。

ありがとうございました。
2005年3月29日 2児の父


この作品を妻と見ました。
私が出会った映画作品の中で、一番辛い作品です。

何故、必要としている家庭に生を受けられない子供達がいるのか・・・
何故、子供への愛情より、恋愛の愛情が勝るのか・・・

親は決して忘れてはならない義務があると思います。

色々な事を感じさせてくれた作品です。
本当にありがとうございました。

やっと見れました。よかったです。
2005年3月28日 ゆき


わたしが現在住んでいるカリフォルニア州モントレーでも『誰も知らない』が今週から上映されています。 『幻の光』をその昔東京で見て以来、是枝監督のほかの作品を見てみたかったのですが、アメリカにいたため見逃していました。なので、『誰も知らない』がアメリカで上映されると知って以来、楽しみにしていました。 『幻の光』を見た後に、どうしたらあんなに場面にぴったりなロケーションを見つけてこれるんだろうと、非常に驚いたことをよく覚えています。ドキュメンタリー出の監督さんだからなのだろうと、結論付けたことも。 『幻の光』同様、『誰も知らない』も様々なシーンが、心象風景のように、末永く鮮明に心に浮かんでくるであろう映画でした。 自分の今の行動パターンを考えると、同じ街に住んでいたら、そしてコンビニや公園で見かけたなら、わたしはおそらくあの子どもたちに気が付いてしまうと思います。今の年齢で彼らに出会った場合、自分がどのように彼らをサポートし彼らの状況に介入するのか、考えています。 今後も是枝組の作品を見るのを楽しみにしています。ありがとうございました。

「誰も知らない」感想
2005年3月27日 SK


「誰も知らない」の映像の力強さに感銘を受けました。様々な光や風の描写がとても綺麗で魅せられましたが、それらの美しい映像が物語のただの装飾に終わらず、ストーリーの語り手そのものになっている点が素晴らしかったです。

登場人物のセリフやナレーションだけに安易に頼らず、映画の魂である映像で物語を伝えることを可能にした、人、物、事象すべてに対する優れた観察眼に感嘆しました。明には不似合いなお母さんの大きな財布や、成長したためにスーツケースに入らないゆきの体や、テーブルに散らかる小銭やコンビニのおにぎりの包装等々、数え切れないほどのディテールには、実際に起きたことをドキュメンタリーとして撮ったかのような力強い存在感がありました。机にむかって自分の想像で書きあげたストーリーが最初にあり、それに無理にリアリティを与えるために細部に装飾を施していくのではなく、逆に小さなものごとの観察を重ねてそこにストーリーを見出していくような作品の作り方をされたのではないか、と感じました。

特に印象に残っているのは時おり明が見せる笑顔です。もちろん、柳楽優弥君という魅力あるキャラクターの笑顔はそれだけで大きな力を持つと思いますが、どういった状況で明が笑うだろうか、という洞察には、はっとさせられるものがありました。父親の一人に対するお金の無心がうまくいった時の、自己嫌悪や自尊心といった複雑な感情で屈折していない、純粋に嬉しそうな顔や、お母さんは勝手だと怒っていたのに冗談につい笑ってしまい、自らの主張を伝えきれずに終わってしまうシーンは、12、3才という微妙な年頃の心理が非常にうまく描写されていて、説得力がありました。

また他に気づいたこととしては、本来は毎日走りまわっているべき小さな子供たち(明以外)がアパートに押し込められている、という息詰まるような閉塞感が弱かった点です。これは明が外出するシーンが多くあるからというだけではなく、先述のようにアパート内に入りこむ光の描写が非常にうまいからというのも理由のひとつだと思いました。本来は陰惨な面もあるだろう状況が美しくさえ見えるのは、この映画の強みであり、また唯一リアルさに欠ける点か、とも思いました。

なにはともあれ、「誰も知らない」の静かで力強い映像が、映画というコミュニケーションについて、また現代社会の抱える問題について等を考えさせてくれるきっかけとなりましたし、それに何より作品中の子供達みんなと出会う場所を与えてくれました。素晴らしい作品をありがとうございました。

無題
2005年3月24日 まぁ


昨日DVDを借りて見ました。
見ている間は涙が出そうになりませんでした。
でも見終わってから1日経った今日。
映画の内容を思い出すと涙が出そうです。

この映画のような体験をしたことのある子どもは…。
あるいは今もこのような生活をしている子どもは…。
自分がこの映画のような体験をすることになったら…。

後からいろいろな事を考えさせられる映画だと思いました。

ありがとう
2005年3月23日 ryuutaroumama


私は、こんなに切ない気持ちになりました。胸に何かこみ上げるような、涙がこぼれます・・・彼らが今どこかで、生まれてきた事、生きること、愛すること、信じること・・・そして、思いっきり愛されることに満たされ幸せでいてくれること祈ります。この作品があまりにも、自然に描かれているからこそ、余計にリアルでいつまでも、心に刻まれます・・・・まるで明くんが私の前にいるような。この世に必要のない人などいないのだから。色々な気持ち沢山思い出させてくれて、考えさせてくれて、ありがとう。是枝さんと同じく、彼が愛しくなりました。だまって抱きしめてあげたいです。もしかして、彼も見たのかななどと思ってしまいました。細かい所の何気ない演出が、後からまるで心の中でじわじわと広がり、私の心に問いかけます大きくなった皆に会いたいです。素晴らし作品にありがとう!(柳楽君のお父さんは、主人と同じ会社です・・そして息子は、8歳でゆうや君そっくりです。)これからも、良い作品みせてください。

【このメッセージは作品の内容に触れています】

2005年3月22日 野の花


3月18日、渋谷で最終回を観てきました。
去年10月に観てから、4回目。
自分でも、何故こんなにこの作品に
惹きつけられるのか、驚いています。

泣きながら絶叫したり、悲しい場面で
文字どおり悲しい曲が流れ、雰囲気を煽る
映画が多い昨今、「誰も知らない」の
物語は、静かに、淡々と進みます。

誕生日に駅まで迎えに行ったのに、
お母さんに会えなかったゆきちゃんにも、
母に捨てられたと直感した明くんにも、
ゆきちゃんの入ったスーツケースを
見送ったしげるくんと京子ちゃんにも、
涙はありませんでした。
ゆきちゃんを埋葬した、明くんと沙希ちゃんにも。

唯一の涙は、Youさん演じる母の流した涙だけ。

本当に悲しいとき、涙は胸の中で凍ってしまうのかも
しれません。 感情を爆発させなくても、「悲しみ」
は表現できるのだ、と感嘆しました。

タテタカコさんの「宝石」は、
凍りついた涙と、日々の生活の中で
埋もれがちな小さな幸せと、
子供の目の美しさ、を表しているのでしょうか。
悲しいのに、とても美しいシーンでした。

日々の生活の中の「宝石」に気付かせてくれた、
私にとって大切な映画です。
こども(4才)がもう少し大きくなったら、
一緒に観たいです。

息子と一緒に
2005年3月21日 
匿名


昨日息子と一緒に映画館で見ました。15歳の息子は今、高校に入学が決まりゆったりとした春休み。たまたま滋賀県の地方館で上映があることを知り「見てみたい」との希望で連れて行きました。上映が始まると息を呑んでスクリーンを見つめ、両手で顔を覆い最後まで過ごしました。無口な15歳はあまり語りませんが「すごかった、見てよかった」と言いました。私は息子に何も言えませんでしたが大人の現実の責任を強く感じました。この世界は映像の世界ではありません。私の責任を、身の回りの世界の責任を迫ってきました。他人事ではないのです。息子が教えてくれました。

嬉しかった
2005年3月21日 おいら


やっと観ることが出来ました。BGMという名目で音の厚化粧をする事なく、最小限の音楽とふんだんに取り入れた生活雑音が、心地良かったです。そして一番嬉しかったのは、この事件を『きれい事』で描き切らなかったという事です。私には、この映画に近い環境に育った友達が何人かいます。身勝手な親の、身勝手な愛情であっても、子供は親の愛を欲しがり、それは、何歳になっても止むことを知りません。結果、心に深い傷を負い、大人になった今でもそれに苦しめられているのを、そんな親たちはわかっているのか? と、激しい憤りを何度感じた事かしれません。そんな『誰も(が)知らない』事に、愛情を込めた光をあてて『誰もが今や知っている』事にして下さって、本当に有り難うございました。どうか今後も、他の『誰も知らない』多くの事を、私達に伝えて下さいます事を、心より願います。

きおく
2005年3月21日 fed


懐かしい感じがした映画でした。
敷き詰められたしけった布団。至る所にかけられた洗濯物。
水商売だった母のいない夜の寂しさ。子供ながらにみる請求書の山。すべてが大人になり自立した今は心に突き刺さる懐かしさでした。
空気が表現されすぎていてせつなかったです。
よい映画を久しぶりに見ました。

2004年度、一番の作品
2005年3月21日 Jasmine Lee


先日の、是枝監督の公開授業に参加させていただきました。
私は早稲田大学の学生ではないのですが、早稲田大学の映画サークルに所属しています。
映画館で見たときは、「誰も知らない」は意図的にドキュメンタリータッチにされている映画だと思っていました。しかし、是枝監督の講演を聞いたあと、もう一度DVDにて鑑賞しました。そして、その中に様々な伏線のあることを実感しました。
今、私は様々な悩みを抱えながら生きています。けれど、この4人の子供達のリアルな演出に、私はのめり込み、母性本能と言うのでしょうか。強く生きなくてはならない自分と向き合うことができた気がします。
この作品を作って下さった監督に感謝いたします。私も明を抱きしめてあげたい。よく、頑張ったね、と。
私にとって一生心に残る作品でしょう。私がもう少しして子供を産み母になったとき、私は心から子供を愛し、またそういう父親になってくれる人を選びたい。そんな風に感じました。
私は映画サークルで、役者とライターをやっております。作品といい、公開授業といい、とても勉強になりました。
これからも頑張って下さい。

泣きました・・・
2005年3月20日  花


泣いても泣いても涙が止まりませんでした。
私も同じ境遇で育ったから。
子供の時は毎日が一生懸命で大人のその場しのぎの言い訳もほんと素直に信じていました。
何度裏切られても嫌われるのが怖くて信じていた頃を懐かしく思いました。
明日になれば何も食べれなくなるなど想像もできず、その時を一生懸命楽しく過ごすのが精一杯でした。
今は私も母親になり、自分の嫌だった事を絶対子供にしたくないと誓い過去の忌まわしい記憶を封印し子育てを頑張っています。
是非この映画は沢山の人に見て欲しいです。

無題
2005年3月18日  ササマユウコ


ゆきちゃんのサンダルの音、
パチンコ店の駐車場で泣いていた赤ちゃんの声、
こどもたちがカップ麺をすする音、
羽田空港の飛行機の爆音・・

是枝監督の作品を観るといつも、
言葉にならない気持ちと一緒に、音風景が記憶に残ります。

何度も観ました
2005年3月18日  ymce


DVDが出たのでようやく観ました。予告編だけでも泣けるので、個人的にじっくりみたいと思い、映画館では観ていませんでしたが、ずっと心にひっかかっていました。
ストーリーを若干読んで知っていたので、冒頭のトランクからゆきちゃんとしげるくんが出てくるシーンから、ほぼ涙がとまりませんでした。うつろいやすいモノに、最近涙もろくなっているので、特にママがいた間の幸せな時間や、子供達がそれでも時に楽しく仲良く生きているという時間に涙しました。特に、ゆきちゃんの誕生日にママを迎えに出かけるゆきちゃんが、ママにもらったリュックを背負い、小さくなった熊のサンダルを選んだシーンに嗚咽しました。明くんだけでなく、ママや京子ちゃん、茂くん、ゆきちゃんが同じくらい映画を観た後も残ってくる。これは、幻の光を観たときにも感じたのですが、脇役がいないというのがとても魅力的です。観た後に、柳楽くんが演じた明くんのことがどうしても離れず、そのあと、元になった事件を検索してみました。インタビューで事件を美化しているのではという話にも触れられていましたが、後に調べたからか、若干脚色はあるものの、全然、事件も同じように哀しくて、余計に明くんはじめ、みんなのことがいとおしく思えました。特に、私はまだ母親ではないし、こういう母親は無責任だと思いつつ、気持ちが痛くつきささる面がみられました。それは、映画でYOUさんが演じていたママと限りなく近いと思いました。長くなってしまいましたが、これからも何度も観る映画になると思います。またのご活躍、楽しみにしています。素敵な映画をありがとうございました。

生きるということ
2005年3月17日 あんず


私は大事な人(母)をなくしました。人をなくすという事は悲しい事ですね。そして死に慣れる事は悲しいことで、ありえない事です。私はこの映画をみてあらためて大切な人を失う悲しさを感じました。


2005年3月16日 中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)


素晴らしい再生の物語、ありがとう!
しかも通奏低音のように終始存在する、監督の「怒り」、そして「愛」。
正直、日本映画でここまで「引き込まれた」のは、初めてかも知れません。
勝手にどんどん宣伝させてもらいます。

おもいで
2005年3月16日 ちえ


小さい頃、1円や5円玉が沢山はいったコーヒーのビンを持ってカップラーメンを買ってた事を思い出した。店員さんがいつも数えてくれた。それを思い出しました。

誰も知らないの空気
2005年3月16日 nancy


「誰も知らない」飯田トキワ劇場での"是枝ウィーク"(タテタカコさんミニライプもあったのに)に行けず、何ヶ月も遅れてようやく地元伊那での一週間限定公開で見ました。予告での泣きそうな感じから、本編を見たら大泣きだろうと予想していました。が、泣きませんでした。社会・責任・尊厳・・・何が正しいかなんて誰も無責任には言えないということを感じながら、あの空気が心に染み入りました。ゴンチチさんの音楽もとてもよかったですね。

最高です
2005年3月15日 リライト


映画館でも観ましたが、DVDも買って観ました。胸が締め付けられるような悲しい話だけど、子供たちを見ているとそんな気持ちもどこかにいってしまうくらいの元気をもらえます。また、観終わった後の清々しいんだけど少しもやがかかったような不思議な気分がたまりません。僕に素敵な映画とめぐり合わせてくれてありがとう!

母として
2005年3月13日 ケンケンママ


もうすぐ2歳になる息子がいます。今もとなりで私に微笑みかけています。予告編を見ただけで号泣してしまい胸が締め付けられて痛くなってしまいました。子育て中の私は映画館に行くのが難しくDVDの発売を心待ちにしてました。これから観ます。きっと目が腫れ上がるくらい泣くと思います。母として、子供を持つ人は「子供はこんなに母親を愛し慕い待っているんだ」ということを再認識させてくれる作品だと思います。一生大事にしたい気持ちです。そして育児につまづいたときに何度でもこの作品を見直そうと思ってます。

視線
2005年3月12日 ユキ


是枝監督こんにちは。
遅れましたがDVDで「誰も知らない」を観させて頂きました。
終わりの方につれて子供達の演技が、演技なのかなんなのか、映画という事を忘れ、まるで今ココに起きている出来事を目の当たりにしているようで不思議な感覚を体験しました。それほど子供達の瞳は多く意味を含んでいるようでした。
子供達が画面に向かって投げかける視線が自分に向かってきて、何かを必死に訴えてくる。その視線を直視する事ができなかった。
結末についてですが、個人的には彼らがこの生活から抜ける「救い」のようなものがほしかったと思っています。例えば、最後のシーンからそのまま家に帰ると誰かがドアをノックする。それは母親かもしれないし誰かの父親、又は大家、隣人、警察かもしれない。ドアのノックによって彼らが外へと脱却する希望を持たせてほしかったというのが私の勝手な意見です。(すいません、つい自分なら、と考えてしまいます。)
観た後その日はなかなか寝付けませんでした。真夜中に外に出て誰もいない街中にポツンと立ったら子供達の視線がどこかで自分を見ているような気がして。
眼だったり、視線だったり、距離間だったり、セリフは多くないこの映画がそれらによって多くを語っている。自分にはそう思えました。
書きたいことはたくさんありますが、あとは自分でゆっくり消化していきたいと思っています。
監督、キャストの皆さんをはじめスタッフ(美術さんはすごい!)の方々、本当にお疲れ様でした。

こどものちから
2005年3月12日 かよ


夏に見て、そして春に見て、DVDも今日買いにいきました。
あーこどもってすごい。
って思いました。
もうすぐ大人になるわたし、大切なものを見落とさないよう
生きていきます。

3/11
2005年3月11日 猫VIN


本日、『誰も知らない』のDVDが届きました。
風邪で会社を休んでいたので、ラッキーでした。
早速母と一緒に観させて頂きました。
もちろん去年劇場へ観に行き、中学生の時以来にパンフレットを購入し、関連した雑誌はバックナンバーを探し、メイキングも購入し、この日を待っていた私です。
2回目という事で衝撃は少なかったのですが、さっきからこのモヤモヤした言葉に出来ない心の重さは、このせいでしょうか。
いっぱいいっぱい感想はあるのですが、自分がこの事件に関わっていたら、(コンビニ店員とか隣人とか)という大事な課題には正直答えは出せません。
ただ明のような人間になりたい。自分の子供には、明になって欲しい、明の持ってる「かっこよさ」を価値観にしたいと思っています。
ちなみに、1回目見終わった後、重さの中にいっぱいの愛情が感じられ開口一番が『この監督と結婚したい!!』でした(笑)それ以来、過去の映画も全て鑑賞し、本も購入し、次の作品を見逃さないようにHPも「更新」があったかマメにチェックしております。
次回の作品、楽しみにしております。
お母様も早く観られるといいですね。
今までのテレビの作品も是非また再放送お願いします。
素晴らしい
2005年3月6日 眠れない


シアトル在住の者です。今日試写会でNobody Knowsをみました。素晴らしかったです。柳楽君が中年のお父さんの役柄のようでした。子供達全員が凄い役者でした。全員の大きくなるのが楽しみです。

シアトル市キャピタルヒルの映画館が満員になり、全員身じろぎもせず映画に見入っていました。最後は拍手は起きませんでした。なぜ拍手がなかったのか、私なりに考えました。もしドラマや映画が実話ならば、アメリカでは最後に本当の人の写真を出して、現在はどうなっているかを知らせるのです。それがなかったため、彼等はどうしているのか、また今もああいう生活を送っているのか、心配で心配で今日は眠れません。どうかアメリカでのビデオには現在の実話の人の写真とあの後どうなったかという情報を入れてください。

心配で心配で眠れませんので。でも心に残る素晴らしい映画でした。

From Webmaster
『Nobody Knows』 をご覧いただいて、ありがとうございました。この作品を「実話」だと解釈されているようなのですが、実際は事件からインスパイアされた創作の劇映画、つまりフィクションなのだということをご理解ください。


海の向こうより
2005年3月6日 明


この間からアメリカでも上映が始まったので、久々に映画館へ行って見てきました。
とても切なくて、ゆきちゃんを見ていたら”蛍の墓”を思い出しました。戦時中も今も、子供たちは強く生きてるんですね。
子供を裏切らない大人に成らないといけないと、つくづく感じました。

溢れる
2005年3月5日 ishi


とにかく悲しいとかそんな感情からじゃなくて、世に対する不条理とか、自分が恵まれてるということを再認識したからとか、子供たちの絆とか、すべてのものが複雑になって重なったものによっての涙が止まりませんでした。映画館を出てからも、涙があふれるばかりでした。子供たちが置かれていた状況はとっても酷い現実。でも彼らは必死に生きて、兄弟の愛がある生活を楽しんでたのも事実。その切なさと矛盾に、自分はどう反応したらよいかわかりませんでした。でも、ただただ涙が出てしかたありませんでした。

遅まきながら
2005年3月3日 ちはる


映画見てきました。お正月にNHKの、GONTITIさん番組にゲストで監督が出演されていてお話されている姿を見て、誰も知らないの(映画音楽という角度からの)メイキングを聞いておもしろかったです。映画のなか、そんなにたくさんの場面で音楽は流れなかったけどもピンポイントでぐっとくる使われ方で、モノレールを見るシーンの音楽(やくそく)、すごーくいい響きでした。チチ松村さんの弾くリズムが子供たちの歩くテンポを表しているかのようで、ゴンザレス三上さんの弾くメロデイには時折のぞく不安な気持ちも見え隠れするかのようで。映画のなかで音楽は子供たちを見守る役のように感じました。子供たちの表情が良かったです。けなげに生きてく様子に涙がぽろりってこぼれたりしました。映画館のスクリーンで見ること(聴くこと)ができてよかったーーーー。

先日の付け足し
2005年3月2日 楓


こんにちは。またティーチインあるのですね。海外プロモーションの時も思いましたが、映画監督の方は皆さんこんなにプロモーションにも一生懸命になられるのでしょうか?それもまた、私が是枝監督をすごいと思う理由の一つです。
私は先日、最近起きている事件について思うことを書いたのですが、後でまた書き忘れたこと、また監督がティーチインでおっしゃっていたことを思い出して、付け足ししたくなりました。
私は、ティーチインでの質問でもこの前のメールでも、”子供に関する事件”という言い方をしていて、最近起きている20代、30代の人達による事件は該当しないように思われるかもしれないな、と思いました。
でも、私が思うに彼らも”子供”なのだと思います。年齢的には、子供とは見なされないし、子供でいることが許されない人達なのだと思います。でも彼らは子供であるべき時期に、子供でいさせてもらえなかった人達なのだと思います。子供の年齢のときに子供であることを許されず、大人にならざるを得なかった人達は本当の大人になれないような気がします。そして、それはまた、明に重なってしまう。
あと、監督がティーチインで「ただかわいそうとかだけでなく、違う見方」について話された時、明達にも家族や兄弟としてのいい部分(楽しさとかユーモアとか)があったのでは、とおっしゃっていたことを思い出しました。私が最近していた、”違う見方”は監督が意図されたものではなかったかもしれない、という気がしてきてしまいました。まあ、映画の見方は観客それぞれ・・・とおっしゃりそうな気もするのですが。
今度のティーチインは、渋谷で土曜日の午後で千円、ということで混んで入れなかったりするかも・・・?とちょっと心配しています。
新しい映画を制作中のお忙しい中、本当に頭が下がります。
それにしても、スタッフ募集等はないのですねー(笑)。監督の作品に関われる方達が本当にうらやましいです。
またお便りします。
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