皆さんから寄せられたメッセージ
【このメッセージは作品の内容に触れています】
メッセージ
2004年8月15日 タク


初めてみんなで外の世界へ飛び出したシーンが印象に残りました。涙が止まりませんでした。扉一枚隔てたアパートの外の世界が、まるで外国へ行った時のような新鮮な驚きと、嬉しさと、開放感とで満たされていました。映画のおとぎ話として見ようと思っていましたが、実際の事件の少年と当時同世代だったんだなと思うと、自分自身が見てきた風景とダブらせて観てしまい、余計に悲しさが込み上げました。
監督の過去の作品のメッセージすべてがこの『誰も知らない』に集約されているのではないでしょうか。今まで読み解けなかったこともすべて解決したように思います。もう一度観に行きます。

素敵な映画でした
2004年8月15日  PAPA


僕の大好きな作品がひとつ増えました。
「誰も知らない」素敵な映画でした。

是枝監督に質問!!!!!!!
2004年8月15日 桜美


子供と大人の境界線はどこですか?一人で生活出来るようになったら?自分の意見を持つ様になったら?周りに左右されなくなったら?今25歳ですがいつも何かに、もたれています。私はいつまでも子供でいたいです。寄り道をしながら人生を楽しんでいき
たいから。こんな事を考えるのが既に子供なのでしょうか・・・。

まなざし
2004年8月15日 岩田 聖


子供の頃、体の弱いボクは、みんなが遊びまわっているのをいつもじっと眺めていた。
それが学校にいかせてもらえず、外からずっと見つめている明の姿とオーバーラップした。

母親を待ち続ける子供たちの、しあわせそうな表情に涙がこぼれる。
また兄妹の面倒を懸命にささえる明のまなざしが、すごく切ない。
一番ちいさい女の子ゆきの、かよわい姿に心が痛くなる。
たとえ捨てられたとしても、兄妹は皆、母親を愛していたから。

スクリーンに映る子供たちが、とてもいきいきしていたのが印象的。
それはきっと、子供たちを見つめる監督のまなざしなのでしょうね。

子供たちをぎゅっと抱きしめたくなりました。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
モノレール
2004年8月15日 りか


1週間前に見ました。今日、モノレールに乗り羽田空港に向かいました。飛行機の中から外を見ると、本当にゆきちゃんの眠る場所が見える様な気がしました。

言葉にできません。
2004年8月15日 たんぽぽ


ずっと前から見に行きたいと思っていて、やっと見ることができました。
今まで見た映画の中で一番心にズシンと響きました。心に突き刺さりました。感想を聞かれて「良かった?」と尋ねられても、良いとか悪いとか、面白いとか、面白くないとか、そんな単純な、私の乏しい言葉では表現できない想いが私の心の中に残りました。
それは、今でも私の心を締め付けています。切なくて、苦しくて、それでもなぜか暖かくて、生きていく勇気をもらった気がします。
それはたぶん、映画に出ている子ども達のおかげだと思います。
ありがとうございました。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
絶望とは思わないけど、やりきれない
2004年8月15日 とももん


こんな無責任な母親は絶対許せない。それでも子供達は母親を愛している。そして子供達は自分達だけで生きようとした。
そして結末は幼い命が犠牲になってしまう。どうして、兄は周りの大人に助けを求めることが出来なかったのか、求めようとしなかったのか。どうして周りの大人はもっと早く助けてあげることが出来なかったのか。もっともっと社会があたたかく優しくあれば、救うことのできた命だったのではないだろうか。

すばらしい映画に出会いました。
2004年8月15日 chika


昨日の夜観ました。
何度も泣きそうになりつつ、結局泣けませんでした。
喉を押さえられたように、呼吸ができない状態が続きました。

爪に溜まった土、うっすら生えている髭、一人一人の眼差しが脳裏にこびりついて消えません。
投げかけられるテーマの一つ一つが重すぎて、今の気持ちを表現する言葉が見つからずにいます。

今でも下瞼に涙が溜まっています。

初めての感覚
2004年8月15日 Nobody・・・


昨日、『誰も知らない』を一人で見てきました。映画は基本的に一人で見るのが好きなのに、見終わった帰り道、なぜか誰かに寄り添いたいと思いました。自分がどんな立場かはさておき、恋人でも旦那でも、親でも友達でも、誰でもいいから・・。きっと心が子供の頃に戻ってしまったのかな。。心がきゅっと締め付けられるこの感じは、見終わった後にもどんどん強くなっています。
今度は母親と一緒に見に行くことにしました。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
素晴らしい作品です。
2004年8月15日 マイコン


僕はネスカフェのCM「朝のリレー」に特別な印象を持っています。是枝監督のオフィシャルサイトで、それが是枝監督の作品であることを知りました。なぜかちょっと嬉しいです。

さて、柳楽優弥君の栄誉ある主演男優賞受賞のニュースで世界中の話題となっている「誰も知らない」、2004年5月頃から僕はこの作品が公開されるのを楽しみに待っていました。そして、今夜、明、京子、茂、ゆき・・・5人の子供たちをスクリーンで観ました。みんなとても素敵でした。

「誰も知らない」は、微笑ましいシーンがたくさんあって、まるで飛行機のようにどんどん空に昇って、子供たちの成長と共に幸福な時間が過ぎていくような感じがしました。

ところが、1つのトラブルがゆっくりと深刻化し、子供たちを危険な状態に陥れたのです。

主人公・明は、現代社会がこの問題に対処する、子供たちに手を差し伸べてくれるはずの、解決方法を何も知らないわけではないのに、母を慕い、3人の兄弟との絆を尊び、守るために、耐えきれないくらいたくさんの犠牲を、絶望的に(僕には受け止め難い)とても重い犠牲を払ってしまったのです。

子供たちは、純粋な信念ゆえに、大人の知らない現実で生きたのです。

僕の「芯」を貫通する子供たちの演技は、きっと是枝監督にしかできないのだと思います。今までに観た作品のどれよりも多くのシーンが僕の(おそらく多くの人々の)心の奥に残ることでしょう。

子供たちの演技に拍手を送りたいと思います。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
出会えてよかった。
2004年8月15日 niko☆


今日映画館に行きました。
帰ってきてからもずっと、胸の奥に言葉にできない何かがあります。

自分達だけではどうにもできない現実があっても、自分達だけで一緒に生き抜こうとする前向きな気持ち。
あんなに絶望的な状況にあっても、そこに在るのは憎しみや卑屈さではなく愛情や信頼。それが切なかった。
また 母親から妹達から頼られ、いつのまにか多くを背負ってしまった明の、その葛藤やしばしの現実逃避も切なかった。

正直「切ない」という表現が正しいのかどうか、うまく自分の気持ちが表現できない。一言で言うならば「切ない」・・そんな感じです。

4人の兄妹の表情や仕草や言葉が、それぞれにとにかく印象的でした。映画ですから「表情・仕草=演技」「言葉=セリフ」が普通かもしれませんが、この4人に関してはそれが信じられない。本当にその世界・人生を生きているという気がして素晴らしかった。

背景となった現実の事件はもっと悲惨で暗いものだったかもしれないが、ニュースだけでは知り得ない世界がきっとそこにもあったんでしょう。
私にとっては久々に感情をぐるぐるかきまわされるような映画でした。出会えて良かった!

【このメッセージは作品の内容に触れています】
後からじわじわと来てます
2004年8月15日 千葉のマニー


今日観て来ました。
千葉の劇場は殆ど満員でした、やはりカンヌの名前は大きいのでしょうか

的はずれかも知れませんが私がまず思った印象は
これは現代の「火垂るの墓」だと、、
兄が妹を埋めるくだりは観ていて辛かった
夜明けのモノレールの中で二人がただぼーっと座っているシーンも忘れられない

どこかで聞いた話ですが
映画善し悪しはキャストで殆ど決まると言われてると。
この映画はそんな見本となる作品でした
選んだ是枝監督の眼力も凄いんですが。

何せ社会性を含んだ映画なのでそっち系に話しを持って行くとつい逆上してしまうので(笑)
ここは一つゆきちゃんを演じたモモちゃんを褒めましょう。
パンフを読むと私の姪と同じ歳なのでなおさら褒めたくなりました。
よく頑張ったね、ありがとうね。

誰も知らない
2004年8月15日 佳奈


「誰も知らない」はまだ見ていません。
でも、夏休み中には見ます☆
予告のムービーやCMなどを見て、
とても見たくなりました。
柳楽クンや他のみんなもとても魅力があると思います。
なのでその魅力を生かしてこれからも、
映画やCMやドラマにバンバン出演してください!!!
応援しています。

ありがとう
2004年8月14日 沙羅


自分が知らなかった世界を、はじめて見た気がする。
通常な生活、ありふれた日常、私が信じていた世界。
小さな世界。
この映画で変わった。新しく見える世界。
広くて 綺麗。
この映画にもらったもの、言葉では言い切れないほど
いっぱい、いっぱい、私に くれた。
ありがとう。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
頭から離れない・・・
2004年8月14日 Yuki


今日観て来ました。上映後まだ消化している途中のところに「ちょっと様子を見に来た」という是枝監督の登場という嬉しいオマケに大変感激しました。

母親に置き去りにされたあの子たちの、泣きもせず、母親の悪口を言うこともなく、不安を感じているだろうに、一生懸命生きていく姿が、頭から離れません。
カンヌ主演男優賞の柳楽くんの少年の表情の中にときおり見せるハッとさせられるほどの鋭い眼差しには、本当に素晴らしいと思いました。ゆきちゃんを埋めた後のシーンで、彼の震える両手のアップに、苦しいほどに痛みを感じました。
京子ちゃん役の愛ちゃんも素晴らしかったと思います。たとえ片手だけでも嬉しかったであろう赤いマニキュア、お兄ちゃんから奪い取ったお母さんのスカート…。肉体的にも音をたてて女性っぽくなっていく時期、本来なら反抗しながら母親をすごく必要とする時期
を上手く表現していたと思ったのは私だけでしょうか?

「ワンダフルライフ」を観たときも、「ディスタンス」を観たときも、その後数日間ずっと映画が頭から離れず、かなり考えさせられ
ました。今回の作品もこれから数日間考えることでしょう・・・。

鑑賞後 横浜にて
2004年8月14日 渡邉 剛生


今日『誰も知らない』を観ました。
国として豊かであっても、子供を救うことはもちろんその存在にすら気づかないこの社会ってなんだろうという落胆と、知っていたとしても手助けすることも出来ないであるだろう自分の無力さに映画館を出た途端涙が止まらなくなってしまいました。
そして、僕はこの先どうやって生きてゆくのだろうと深く自分の生きる姿を考えさせられる映画でした。

ありがとう。
2004年8月14日 ミムロ


温かいのに冷い、冷たいのに温かい。
そして力強く優しい映画だ。
「誰も知らない」に出会えて本当に良かった。
ありがとう。
  < next  previous >  

close
Copyright 2004-2008 『誰も知らない』 製作委員会
All rights reserved.