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カンヌ映画祭 八日目

2015年5月20日

5月20日。8日目。
今日はお昼からフランスの監督たちと20世紀の映画保存運動に関する記者会見に同席しました。誰が誰やらわからない状況ではありましたが、僕をこの仲間に誘ってくれたローラン・カンテ監督とコスタ・ガブラス監督にはご挨拶できました。冒頭挨拶された方がアンリ・ラングロワの言葉を引用しながら、私たちが映画という文化に対して何が出来るのか?を考えなくてはいけない、と語ったのが印象的でした。
午後は、香港の配給会社と北米の配給権を買ってくれたSONYの方とミーティング。これで今回の僕の仕事は全て終わりました。
写真の女性は、もう10年以上僕の映画にパブリシストとして関わってくれているマチルダさん。ジュリエット・ビノシュさんや、カトリーヌ・ドヌーブさんと引き合わせてくれたのも彼女です。欲しい!と言われてswitchの海街diary特集号は、彼女にプレゼントしました。ホウ監督にご挨拶をして、注文しておいた写真をピックアップに。目が飛び出るほど高いのですが、まあ、記念だから。

是枝裕和