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【このメッセージは作品の内容に触れています】
誰も知らないを観ました
2004年8月12日 tweety mama
「誰も知らない」を観ました。昨夜観て、今朝是枝監督のメッセージを読み、びっくりすると同時にやっぱりと思いました。
それは、1本の映画の作り手には完成のための強い感情が必要で、この作品では、それが「怒り」から始まり、「愛情」で完成したとかかれていた部分に対してです。
私は、もう成人する子供を持つ母親です。また現在障害者人権擁護を特に扱っている弁護士事務所でアシスタントをしています。ですから、母親の責任と、子供の人権という2つの大きな社会問題を含むこの作品に非常に興味がありました。
監督は、怒りからこの映画の企画を志されたと書かれておられましたが、それは、上記の2点に基づくものであるかと考えられます。そのことは確かに、物語の事実関係についてのとても現実的な描写で、十分表現されていると思いました。なんとなく作ってしまった父親の違う4人の子供がいて、自分の都合でかわいがったりほって置いたりする、典型的な無責任母で、これだけでも十分だと思うのですが、子供たちが母親に捨てられてからの生活が次第に崩れていく様子が、とてもリアルに描かれていたと思いました。ポツリとつぶやくようになのですが、子供たちは、「普通の子のように学校に行きたい、いつになったら、ちゃんとした暮らしができるのか。」と母親にせまっています。お兄ちゃんは「もう帰ってこねんだよ。」とはくように1度だけいっています。やはり、当然ですが怒りはあったのですね。
にもかかわらず私が感動したのは、この映画の前面に、直接の怒りが見えてこなかったことです。子供たちは置かれた運命の中で、その日々を受け入れるしかなく、4人ともそうやって暮らしています。極端に荒れるわけでもなく、いらいらしても、寂しくても、ゆきちゃんが事故で死んでしまったときでさえ、あの子達の心は破綻せずにそれを受けとめています。
これは、愛情でしょう。何かのカテゴリーに入れたくないような不思議な愛情だと思いました。子供の連帯感とか信頼感とかにカテゴライズさせたくないような、美しいものさえ感じたのです。捨てられた子供たちは、物に飢え、親の愛情に飢え、本当にみすぼらしいのですが、残された子供たちの間に存在する愛情は確かなもので、子供たちがお互いに交わす視線は、見る者の心を捉えていました。特に、季節の移り変わりの中の子供たちが大変印象的でした。丁寧に、そして淡々と描かれた子供たちの日常は、結果として、ある種の美しさを表現していると、私は理解しています。
このような愛情表現や美の表現に出会ったのは初めてです。すばらしい映画を見せていただきました。

久しぶりに泣きました。
2004年8月12日 はる
「誰も知らない」見に行ってきました。
そして、久しぶりに映画を見て泣きました。
明が妹弟を引っ張っていっている姿。
横道にそれたときの彼らの目には過剰な演出が負けてしまうような説得力がありました。
最近の勢いばかりの映画と違い、こんなにもゆったりとした中で、泣けるのかと、新しい発見をさせてもらいました。
胸に何かが訴えてこない映画は泣けません。
この映画は本当に良い映画だと思います。
この映画を提供してくださった皆さん
ありがとうございました。

日にちが経っても感動が残ります。
2004年8月12日 サトミ
映画を見たのは3日前になるのに
今でも感動が残っています。
映画を見る前も、見た後も、
ホームページをのぞいてしまいます。
明くんのトップページでの表情はほんとうに
心に残り、見てるだけでジーンときます。
また、谷川俊太郎氏のメッセージがこれまた
心にグッときます。
明くんの表情と俊太郎氏のメッセージ。
ただそれを見るだけのために
ホームぺージを見るなんて考えられないことでした。
ほんとうにステキな映画をありがとう。
この映画に出会えてよかった。

希望の余韻
2004年8月11日 よしたか
映像,台詞,演出,演技,音楽・・・過剰を一切排したところに,こんなにキラキラまばゆいばかりに輝く世界が立ち現れるなんて,
まるで魔法のよう。
結末は,悲惨,絶望でした。目を真っ赤にして映画館を後にした私には,それでも,なお,余韻として残り続けているのは,「希望」です。彼ら,彼女らは,きっと,人としての矜持を失わず,自らの力で,この悲惨,絶望を乗り越え,世界を切り拓いて行くに違いないことを確信させる「希望」です。翻って,自分は,どうか・・・刃を突きつけられました。
生まれてきたこと,生きていることの重みと輝きを観せてくれた類稀な「宝石」であり,生涯大切にしたい「宝石」です。もう一度,観に行きます。
最後に,私のかなわぬ想い・・・是枝監督の映像で,高村薫さんの「晴子情歌」を観たい・・・。

映画を見てきました。
2004年8月11日 みのり
昨日、母と二人で千葉から電車を乗り継いで有楽町まで映画を見に行きました。
田舎者の私と母は、駅をフラフラ歩いて町をフラフラ歩いて、やっと見上げた建物に柳楽くんのポスターを見つけたときは嬉しくて嬉しくて、歩き回った足の疲れも忘れて建物に飛び込んでいきました。映画はあまり、セリフを聞いていた記憶がありません。強く印象に残っているところは、みんなではじめて公園に出かけるときに明くんが靴を並べていて、笑ったときの顔です。なんだか、本当に映画を見ているのか、不思議な気分でした。あのアパートに自分も居て過ごしていた気がします。帰りの電車では足がガクガク震えていました。だけどなぜかとても柔らかで、空気みたいな気分でした。
私は今、柳楽くんと同い年で、私と同じように中学生活を過ごしていたりするのかなって思います。これからもがんばってください。
スクリーンの中で輝いていたみんなを、涙でぼやけてよく見えなかったけれど忘れません。

大人だから。
2004年8月11日 福田竹志
人の眼を見て喋る子になれと、
子供が出来たら伝えようと思います。
親として。

見ました。
2004年8月11日 あこ
先日「誰も知らない」見させていただきました。
上映時間は長いはずなのに、映画の世界に引き込まれてしまい、あっとゆうまに終わってしまいました。
映画が終わってからも、しばらくは映画の中にいるようで、ボーっとしていました。
すごく自然にかつリアルな映画で見ていて、まるで自分が映画の中にいて直接子供たちと同じ時間を過ごしているように思えました。
実際に、このような事件が過去に起きていたことは悲しいことです。しかしこの映画の中の子供達は生きることの大切さを分かっていたような気がします。
この映画を見て、生きていることの意味を改めて考えさせられました。
もう一度見たいと思います。
ありがとうございました。

大好きだよ。ママ
2004年8月11日 ゆり
私は今14歳の中3です。家のママは仕事が忙しくてあんまりいえにいません。なので話す機会も少ないです。でも、ママが『誰も知らない』を観に行って帰ってきたとき、家に居た私を泣きながらギュッと抱きしめてくれました。私は何がなんだかわからかったけど、うれしかった。とにかくうれしかった。私はまだこの映画を観てないんですけど、私は『誰も知らない』が大好きで
す!!ママを変えてくれてありがとう!

信じる気持ち
2004年8月11日 清風
映画を観終わって、清々しい気持ちになった。兄弟が信じる気持ちが強いから、ラストシーンにその気持ちがあふれ出ていたからだと思います。タテタカコさん歌・谷川俊太郎さんの詩を聞く度に目が潤みます。もう一回観ようっと!

養護施設で働いています
2004年8月10日 わんこ
受賞のニュースで、映画のことを知りました。施設関係者すべての人にこの映画を観て貰いたいです。まだ観てないけど・・・子供も含めて。うちの子供は、見たいといってました。柳楽君と同年代で、マジで親に捨てられたとか、虐待受けたとか、そういう子達です。
ムカつく時もあるけど、みんな痛いほどに、切なくて、いとおしい。
慈善事業でなく、この映画を作ったのは分かるけど、この波に乗って私たちにも(子どもたち)ビッグウェーブが来ればなー、とマジで思っている今日この頃です。

におい。
2004年8月10日 青白赤
見てる最中、小学校の教室のにおいを思い出しました。
21年間生きてきて、「におい」を思い出す経験は初めてです。
記憶が呼び起こされるということはこういうことなのでしょうか。
社会の無関心・親と子のあり方等など、考えることはいろいろあると思うのですが、それ以上に日常で見落としていたもの―子供の頃
は見ていたはずなのに、を今、また見るようになりました。
後から、じわじわしみてくる映画とは、まさに本作品のことですね。
是枝監督の次回作(時代劇をおやりになるとパンフレットには書いてらしゃいましたが)に期待しています。

見ました。
2004年8月10日 スミコ
強烈でした。もうなんて言うか見終わってから、ずっと胸の中に子供たちの笑顔やしぐさが残っています。自分もまだあのアパートの中にいるような気がします。子供たちの心の中の葛藤を一場面ずつ本当に丁寧に映しだされていて、それがなんだかとても美しくて涙がどうにもとまりませんでした。どの場面も暖かな目線で撮られていてすごく好きです。でも心が痛かったです。実際にこういう境遇に育っている子供たちのことを思うと胸がつまって、やるせない、切ない気持ちでいっぱいになります。ひたむきに懸命に日常を生きるっていうことがどんなに大事なことなのかを思い知らされました。いろんなことを考えるきっかけになりました。自分の周りの人を大切にしよう、愛をもって接しようとおもいます。監督の映画は前々から本当に好きだったのですが、この映画を見てもっと好きになりました。もう一度あの子達に会いに映画見に行きます。

ありがとうございます。
2004年8月10日 むぎ
今日、タテタカコさんのCDを買いました。
「宝石」を聞くたび、静かに電車にゆられながら虚空をみつめる明くんの冷ややかで悲しい瞳を思い出します。これから彼の瞳に世界はどう映るんだろう。でも、どんなふうに映ろうとも、きっと彼はしたたかに力強く、そしてひたむきに生きてくれるー!と信じています。
舞台挨拶の最後に柳楽くんが言っていた「明のようにやさしくなりたい」に、改めて納得させられました。
簡単なことのはずなのに、気づくとなおざりになっている他人へのやさしさ。
人にやさしくなって、相手を思いやって、そしてつながりを持って生きていけば、この世界からつらく悲しい出来事が少しでも減っていくはず・・・。
「誰も知らない」を生み出した是枝監督、出演者の皆さん、どうもありがとうございます。私にとってかけがえのない映画になりました。また観に行きます。

たからもの
2004年8月10日 くるみ
映画を観ての感想。
たからものを手にしたような気持ちでした。
とは言っても、手のひらで、握っていたいようなたからもの。
時々、握った手をそっと覗いて、こぼれ落ちていないか見てみる。
ちゃんと残っていて、小さく微笑む。
とても愛おしい。
そんな、たからものを手にしたような映画でした。
それをずっと、大切に持ち歩いていたい気持ちです。

見たい
2004年8月10日 紘子
私は中学2年生です。
柳楽優弥くんを見て、すぐに見たい!!って思いました(笑)
でも私んちの近くの2つの映画館ではどちらも上映されてなくて悲しい限りです(;´A`)
同じ県にもあるんですが、そこまで行くお金も無いのでビデオorDVDが出るの待ちます。
おすぎさんいわく『とにかく柳楽くんが1番輝いている』そうなので\(^0^)/
YOUさんやその他の出演者の人の演技もすごく楽しみです↑↑物語自体、かなり良さそうなので!
では。ありがとうございました。

誰も知らないを観て、帰りの電車内で泣きそうになった
2004年8月10日 早和美
尋常ではないと思いました。
是枝監督については無知に近い状態で本作を
観させていただいたのですが、画面の隅々まで
是枝監督という匂いがマーキングされていているのが
ビシビシと感じました。素晴らしい。
生活、優しさ、寂しさ、葛藤をここまでリアルで
愛情豊かに画面にあらわすこと、難しいと思います。
是枝監督だから、出来たこと。尊敬します。
並んで観た甲斐がありました!ありがとう!

ひとかけらの
2004年8月10日 あだち。
彼らは自分たちを不幸だとは多分、思ってはいなかった。
だから彼等を不幸だと見るのは失礼だと思った。
幸せは何所にでもあるんだと思った。
どんなに受け入れ難いことでも
受け入れれば、それは優しさに変わる、のかな?
不幸を嘆くよりも幸せを詠おう、そう思いました。

こどもたち
2004年8月9日 MOLdazzle
『誰も知らない』 公開日にみにいってきました。
みる前におおまかな内容だけきいていたので、みていて
つらくなってしまう映画になるかと思いましたが、それ
だけではなく、監督の優しさもにじみでている映画と感
じました。母と子について考えされられます。この映画
をみて感じたこと、大切に思ったことをひしひしと受け
とめていくつもりです。
また、柳楽さんのこまやかで印象深い表情がいまも頭か
ら離れません。子供たち、ひとりひとり個性が溢れてい
て時間を忘れてくぎづけになりました。
是枝監督、一言ではいいきれないとっても深い作品を
本当にどうもありがとうございます。

今日見てきました♪♪
2004年8月9日 のぞみ
今日、ずっとずっと見たかった映画、
『誰も知らない』 を見てきました★☆
痛々しいんだけど甘くて懐かしい居心地のよさを感じました。
2時間20分と長めの時間でしたがもっともっと、この心地良さの中にくるまっていたいとおもいました。
もう一度観にいこうとおもっています♪♪
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