皆さんから寄せられたメッセージ

無題
2004年11月7日 あーち


今日、やっと観てきました。気の利いた言葉が私の中に見つからなくて、とてももどかしいです。
長く感じませんでした。
「胸が張り裂けそうな」というのは、こういう気持ちを言うんだなと、途中に何度も思いながら観ていました。
余韻というには濃すぎるくらい、自分の中に、兄弟の居る空間の温度が残っています。

ロンドンで見ました。
2004年11月7日 キィ


単館でしたが、公開しているのを発見したので拝観させていただきました。胸が詰まるような、駄菓子屋でもらう蝋を塗った紙袋を、くしゃくしゃっとしたような。。。なんと言葉にすればいいのかわからない上に、無理やり感想を言ったら、受けた印象や感情が壊れてしまいそうな気がするのですが、でもとにかく、すごく良い映画でした。役者さん方もみな素敵でした。ありがとうございました。
映画館を出ても観客が皆無口でした。わたしも無口なまま電車にがたんごとんゆられて帰りました。

数々の受賞・・・
2004年11月6日 Rune


数々の受賞おめでとうございます!
沖縄に住んでて、あんまり実感することが無い東京の生活…。しかし、「実際に起きたこと」、「いつかは起こり得るかもしれない」と頭で考えながら見させてもらいました。
 本当にいい映画だと思います。元気な姿、思春期に入っていく誰もが経験する姿を通し、映画の中の子供に負けないくらい「大人」も強くなっていかなきゃなぁ〜と思います。それでは、お体に気をつけて

感動や涙ではない
2004年11月6日 渡邉優花


言葉で言い表せない作品でした。感動作と前面に出すのとも違う、泣ける映画として話題にするとも違う、ただ本当によい作品を見れたことを嬉しく思います。主演の柳楽くんやYOUさん、子供達すべてが滲み出るような人間らしい演技でとても良かったです。見る前に、この映画の撮影方法を知った時などは、もっとだらだらとした抽象的な映画なのだろうなと正直思っていました。しかし、全くその予想もはずれ、緩やかにしかし確実に進んでいく映画にのめりこんで行きました。近年見た映画の中で、こんなに一つも無駄なシーンのない映画はなかったと思います。奇を衒う所なく、自然で透明な、なのに確実に計算された演出には脱帽しました。是枝監督の他の作品もぜひ見たいと思っています。
柳楽くん以外の子ども役の俳優もとても良かったです。中でも京子ちゃんの心情が手に取るように伝わってきました。お母さんを少し憎みながらも一番好きだったのは京子ちゃんなんじゃないかなと思います。弟と同じ年代だったせいか、茂の行動には度々笑ってしまいました。お母さんに「短いほうがかわいい」と言われていた髪の毛が終盤で伸ばしっぱなしになっていたのが凄く脳裏に焼きついています。ゆきちゃんは本当に愛らしくて、話し方がお利口さんだなぁと感心しました。(こんなに演技のできる子役は他にいないのではないでしょうか?)
そして柳楽くんは、本当に演技だったのかというくらい映画の中で生きていたと思います。目が本当に良い。アイドル化していく日本の俳優を真似ることなく、これからも硬派に演技派として活躍していってほしいです。カンヌおめでとうございます。
YOUさん以外に母親役はできなかったと思います。本来なら酷い鬼になるはずの母親が、どうしてもそう思えなかった。母と子、という隔てられた関係ではなく、皆が平等な家族だったと伝わってきました。
極端な演出や劇的なものの一切を省いて、本当に地に足が付いた真面目な作品でした。この映画は泣いてはいけない。柳楽くんの目は同情を欲している目ではない。少なくとも私にとって、「感動した」「泣ける」と一言感想を述べるような軽い映画ではありませんでした。でも家に帰ってきた後にパンフレットを読んで、ほんの少しだけ泣いてしまいました。あの遠足の時の開放感はどんなものだったんだろう。いけないと思いつつも涙してしまいました。登場人物すべてを抱きしめてあげたくなるいとおしい映画です。
アカデミー候補となることを期待しています。本当に良い映画を見せていただきありがとうございました!

淡々と切ない作品!!
2004年11月6日 みーみ


1つ1つのシーンで母として人間として考えさせられた。
母として孤独で未熟な彼女だけれど何故か共感できた。子供達の日々の笑顔、生命力たくましさを見せ付けられた。私は娘を信頼し置いていく事はできない、でも何かのきっかけで置いて出て行ってしまうかもしれないと思った。

誰も知らない
2004年11月6日 河津未知


映画を見て題名の由来がわかった。
本当に今の世の中、誰にも知られずー死ぬ人、強盗に遭う人、殺人者になる人・・・が増えたけれど、政治はあまり関心を示さない。
プライバシーなどといって干渉を避け、降りかかる火の粉を避け、被害者になる事から逃れる人が増えたからだ。そして不幸になったら自己責任!だ。世の中首相と同じに冷たくなる一方だ。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
誰にも知って欲しい
2004年11月5日 golgo139


やっと、『誰も知らない』,見てきた。深く、深く、すごく深く心を動かされた。いわゆる女性週刊誌の見出し的には、『ああ、このバカっ母!』なのだけれど、実際殆どそうなのだけれど、そう言ってそこから先に想像力を及ばせようともしないのは、ひょっとしたらもっと怖いことで、あそこで子供たちとすれ違っていた通行人たちこそ我々なのだ、と思うとそれは凄く恐ろしい。と、パンフレットの監督の話を読んで改めて思った。
パパさん達もだらしなくて、みんな勝手で、オイオイ、とも思うけど、悪意ないんだから困ってしまうけど、どうしようもないと言えばどうしようもない、訳ないんだが。(何を言っているんだ?)そもそも、あのお母ちゃんがいたところで何の役にも立っていない。『どうせ私がいても何の役にも立たないから、お金さえ渡しておけば、私がいなくても大丈夫。』と言うと、無茶苦茶だが、それはそれなりにそうかという部分もある。
と、錯覚してしまうのも、子供たちの生の絶対的な輝きがあるからなのだと思う。人より不幸だからとか、人よりお金持ちだから、と言う相対的な価値ではなく、初めて植えた種が芽を出す、初めてグローブをはめる、初めてマニュキアを塗る、その絶対的な生の喜び。だから、飛行機を見に行けなかったユキちゃんが可哀想で、・・・。

アラーの神にもいわれはない。
2004年11月3日 subaltern


神様なんて、いないとしても、それでも、子供たちだけにはいてほしい。子供たちを、しあわせに。それが、むりなら、はやく、大人に。切なくて苦しい。ちゃんと、母ちゃんに、なろう。それだけが、わたしに、できることなのだと。美しい映画でした。
しめつけられるほどに。

無題
2004年11月3日 はな


映画を観て涙が止らなかった。ずっと涙の理由を考えていた。悲しいとか、かわいそうとかじゃない。
子供達が力強く堂々と生きている姿に感動したんだ!

失うって大きい
2004年11月3日 Camel


誰も...を一緒に行った彼に振られました。
それから1人でまた見に行きました。
先日TVでタテさんの歌を聴いてたら思いが込み上げて来て泣きました。彼は何も言われずに去って行ってしまったのでずっと自分を責めてました。彼を失って私は自分も過去にそうやって人とさよならしてた事を思い出し、一方的に分かってくれないからとか、相手を傷つけるからと避けてきましたが、このことがどれだけ自分を傷つけ寂しくしてることかってやっと理解できました。今は“言えない”を“伝える”に変えています。

何かが残りました
2004年11月2日 ritts


見終ってから現実に戻れずただひたすら歩き続けてしまいました。見て数日経った今でもいろいろな思いをめぐらせています。「いい映画だ」「感動した」そういう言葉を使いたくない気持ちです。生きることは複雑なのかもしれない。でも単純なのかもしれないとも思いました。

無題
2004年11月2日 カラフルレモン


(遅れましたが…)フランダース国際映画祭グランプリ受賞、おめでとうございます。
先週の土曜日、我慢しきれなくなって2回目を見に行った私ですが、本当にこの映画は大好きです!!まだ中学生なので、難しいなと思う所もあります。でも、子供の視点から見ても、すごく考えさせられる映画だと思います。今もこの映画を思い出す度に、涙が出てきます。「可哀想」「気の毒」そういう涙じゃなくて、もっと複雑なお腹の底から湧き出てくるような涙…。こんな涙を流したのは初めてです。

見ました!
2004年11月2日 マメマメマ


『誰も知らない』は柳楽優弥くんが賞をとってからずっと気になっていて、この前見てきました。とても考えさせられる映画で、なんとも言えない気持ちになりました。自然と涙が出ました。子供たちとYOUさんのやりとりが本当の家族みたいだった!映画を見た次の日も次の日も朝から子供たちのことが頭に浮かんできて考え込んでしまいました。今度はビデオをレンタルして何回も見ようと思います!この映画の製作に関わった全ての人に「ありがとう」と言いたいです。

やっと見ました
2004年11月1日 秀樹


やっと地元で公開されてので、初日の初回に見てきました。
ずっーと、早く見たくて見たくてどうしようもなかったんですが、いざ映画は始まって見ると早く終わってほしかった・・です。
現実、こんな子供たちがいるのか!なんでこうなるんだ!!あらすじはほぼわかっていながら見たにもかかわらず、なんとも言えない気持ちが心の中でぐるぐる回っていました。

でも、最後のシーンでは、子供たちの未来は決して暗くはないな・・・そう感じました。よかったです。

シカゴの方もおめでとうございます!!
2004年11月1日 yagitaicho


ところで、フランダース国際映画祭のサイト見たんですが、そこで「After Life」と紹介されているのは「ワンダフル・ライフ」のことなんでしょうか?

From Webmaster:
『After Life』 は 『ワンダフルライフ』 の英語題です。

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